SAMSON SERVO 300(Modified)

ホームスタジオや小規模PAにちょうどいいシンプルなパワーアンプ。
安くて頑丈な上に音質も良く、ロングセラーなのも頷ける製品。
温度感知型・風量2段自動可変式の冷却ファンが搭載されているが、「弱」のときの騒音はビデオデッキのテープ走行音程度でかなり静か。

スピーカー出力部のリレー(Alesisのアンプにも使われている韓国Dong Woo社製)にどうやらハズレが多く、この部品に不調が発生しやすいのだけが玉にキズ。
修理する場合、代替品として公称スペックでは容量が小さくなるがオムロン製「G2R-2 DC12」 や台湾Hsinda Precision社製「942H-2C-12DS」が使える。

【冷却ファン無音化改造】
この機種は低出力時の発熱量が小さく、ニアフィールドモニター用途であれば内蔵ファンが停止していてもヒートシンク温度は室温+3度ぐらいしか上がりません。(他の機器の発する熱を受ければ別ですが)
とはいえ、ファンのコネクタを抜いてしまうと、いざというときに冷却されなくて心配ですよね。
でも幸いなことに、このシリーズ(SERVO 200,300,600)は制御回路の簡単な改造で高温になった時にだけファンが回るような設定に変更可能です。

当スタジオではフロントパネルにスイッチを追加する事で、低温時のファン動作モードを状況に合わせて「通常(弱風)」と「無音(停止)」とで切り替えられるようにしています。
どちらのモードでもヒートシンク温度が一定以上(50〜60℃付近)になれば自動的にファンが全速で回転するので安心です。

お問い合わせはこちらまで

Back<<<