Roland U-220

フィルターも無く、エンベロープの位置によっては発音中にボリュームコントロールが効かない等MIDIでコントロールするにも不便を感じることがあるのだが、使える音がいくつもあるので手放せない。まだまだ現役で活躍してもらう。
他の音源とレイヤーして使うことが多く、そのため音色の少なさはあまり気にしていない。
PCMカードはElectricGuitarとPercussionが常に差してある。SFXカードもGS音源ではおなじみの効果音が入っているがSCシリーズより音質が良いものが多く、これもなかなか使える。
TG500とは対照的で、音作りの可能性は狭いものの波形に詰めの甘さがないため、どの音も広い音域で使える。
 
6ノーマル+1ドラムのマルチパート構成だが、音色のエディットバッファをずらりと並べたような状態になっていて「テンポラリー・エリア」と呼ばれる。エディットした音色を保存しておく「メモリー・エリア」も128音色+4ドラムキット分ある。
このため、全てのパートの音色をエディットしてもテンポラリー・エリアのみをバルクアウトして保存しておけばマルチパートの状態を再現できる。逆に本体内に保存する方が手間がかり、メモリー・エリアの内容が混乱しやすい。
 
ユーティリティーモードには内蔵デモ再生の他に、256バイト×2のバッファを持つMIDIモニター機能があり、入ってきたMIDI信号の内容を一時停止して見ることができる。他に無い機能であり、これも手放せない理由のひとつ。
 
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