Mackie ONYX Satellite

【裏技その1/モノラル音源のセンター定位モニター】
この機種は入力とDAWからの出力を本体内でミックスしてモニターできます。(ファームウェアバージョン1.5で可能になりました)
しかし入力側の音源がモノラルの時でも、ch.1が左、ch.2が右に定位が振り切った状態でモニター出力されるため、たとえばch1に繋いだギターを弾くと、その音はヘッドホンの左耳からしか聞こえないということになります。
そこで裏技。ベースステーションのインサート端子を使ってch.1の信号をch.2に分配することでch.1の音をセンターに定位させます。

方式A:
■使うもの
インサーションケーブル(3極フォン ←→ モノラルフォン×2) × 1本
■接続方法
ch.2のインサーション端子にインサーションケーブルの3極側を根元まで差し込む。
同ケーブルのリターン側(RING)をch.1のインサーション端子に途中まで※差し込む。
※差し込み具合についてはマニュアルを参考にしてください。下記写真内の赤で囲んだ部分です。
Mackie ONYX Satellite Rear View
ch.2は入力の選択スイッチなど一切無効になります。入力レベルメーターはch.1、ch.2共に均等に光るようになります。
インサーションケーブルが無い場合、次の方法でも対応できます。

方式B:
■使うもの
パッチケーブル(モノラルフォン←→モノラルフォン) × 1本
■接続方法
ch.1のインサーション端子に、パッチケーブルを途中まで差し込む。
同ケーブルの反対側をch.2のLINE1またはLINE2端子に根元まで差し込む。ch.2の入力選択をそれに合わせ、GAINを調整する。

 

【裏技その2/歪みエフェクターとして使う】
裏技その1-Aと同じく、インサーション端子同士を繋ぎますが、使う物はパッチケーブル(モノラルフォン←→モノラルフォン)です。

まずch.2のインプットセレクタはすべてOFFにしておきます。
次にパッチケーブルの一方を【裏技1】の要領でch.1のインサーション端子に途中まで差し込みます。
もう一方をch.2のインサーション端子に繋ぎますが、まずモニター音量を絞って ch.1の入力ゲイン(GAIN)を一杯に上げます。
ch.1の入力に繋いだ楽器を弾きながら入力レベルメーターを監視しつつ、ch.2のインサーション端子にパッチケーブルを差し込んでいきます。
途中でレベルメーターLEDが左右同時に点灯しつつ、大入力でもクリップしない(OLの赤が点灯しない)ポイントがあるので、そこまで差し込みます。(ch.1よりやや浅く差し込むことになります。)
ch.1のGAINを上げていくと音量と歪みが増えます。ch.2のノブやスイッチ類は無効、モニターの定位はセンターになります。

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